(赤色の部分がかわります)
(No Printed)
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きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしのほん
ジョーゼフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画
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発行所●ギフト絵本ショップ
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○○○○ ○○○ さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
--メッセージ上段--
--メッセージ下段--
○○○○年○○月○○日
--贈り主名-- より
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○○○は ◎◎さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか!ユニコーンのはずがない!」
○○○は いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、○○○。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「・・・・・えーっと・・・・・そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・・」
○○○は こたえました。
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「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
おおぞらに とびたちました。
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○○○とユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
○○○が なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」
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「ねぇ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
○○○は、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
○○○が いいました。
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そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのギザギザ!」
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。
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○○○と ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ピシャピシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
○○○は
つきとめたくなりました。
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そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
○○○は いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
○○や、○○や、○○に
しんじてもらえるかなぁ・・・・・」
○○○は おもいました。
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きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
○○○が ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
○○○が いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。
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とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
○○○たちの よこを
かけぬけながら さけびしました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげるよ」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、○○○は いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。
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やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
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「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
○○○は
そらをとべるトカゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
○○○は おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。
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エーリエルが ○○○に
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、
いいました。
○○○、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
○○○が きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
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ちじょうに おりたつと、
ペントセレーブスが あいさつに やってきました。
○○○が すばやく かぞえると、
ペントセレーブスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
○○○は きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです」
ペンティーは いいました。
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きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「○○○、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
○○○が
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは ○○○に
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。
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パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「○○○ ざんねんだけど
もう--住んでいる所--に かえるじかんだよ」
○○○は、まだかえりたくありません。
でも ○○や、○○や、○○が
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。
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○○○を いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
○○○の へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
○○や、○○や、○○と
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
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ユニコーンにあったら おねがいしたいこと
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(No Printed)
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